天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-03-09から1日間の記事一覧

心を詠む(16/20)

擬死つづけゐる一匹を炎天にはじき飛ばして心すこし起く 竹山 広 *擬死の主体が不明。昆虫なら、コガネムシ、ゾウムシ、コメツキ などがいるが、それがどこにいたのかも分らない。服にじっと止まっていたのだろうか。 あきらめの岸にこころを導かむうすくら…