天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-04-13から1日間の記事一覧

乗りもののうたー船(2/7)

白波のあとなきかたに行く船も風ぞたよりのしるべなりける 古今集・藤原勝臣 *たよりのしるべ: 頼りになる導き手。「たより」には便り(手紙)を掛ける。 「波跡が見えなくなるほど遠くへ行く舟も、私の恋も、風信だけが頼りになる導き手であった。」 はる…