天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-04-14から1日間の記事一覧

乗りもののうたー船(3/7)

松山の波に流れて来し舟のやがて空しくなりにけるかな 山家集・西行 にほの海や霞のをちにこぐ舟のまほにも春のけしきなるかな 新勅撰集・式子内親王 *にほの海: 鳰の海で琵琶湖の古称。まほ: 真帆で、いっぱいに広げた状態の帆のこと。 「琵琶湖に浮かぶ…