天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-04-28から1日間の記事一覧

乗りもののうたー汽車、電車(2/5)

トンネルを出でて漁村に汽車止りぬ窓近く聞くは郷里(ふるさと)の声 葛原 繁 褐色の鉄橋をわたり汽車往けりどの窓も淡く河を感じて 前登志夫 ふところに星一つ入れ眠りおり過ぎゆく遠き夜の汽車の音 石井利明 *上句は夢あるいは希望を抱いて汽車に乗っている…