天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-05-12から1日間の記事一覧

戦争を詠むー兵(2/5)

もののふの矢(や)並(なみ)つくろふ籠手(こて)の上に霰たばしる那須の篠(しの)原 金槐集・源 実朝 *籠手: 戦闘時に上腕部から手の甲までを守るための防具。この歌は、栃木県那須野における狩猟の時の情景。 もののふの取りつたへたる梓弓引いては人のかへす…