天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-06-14から1日間の記事一覧

恋(4/13)

玉の緒のたえて短きいのちもてとしつきながき恋もするかな 後撰集・紀 貫之 *玉の緒の: (枕詞) 玉を通す緒の意で、その長短から「長し」「短し」、乱れたり切れたりすることから「思ひ乱る」「絶ゆ」「継ぐ」、玉が並んでいるようすから「間 (あひだ) も…