天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-06-20から1日間の記事一覧

恋(10/13)

かき抱くものは花屑ばかりにてみなかたちなきひと世の恋も 大野誠夫 恋といふ孤独なるもの我は見る流れの岸にあそぶ二人を 田谷 鋭 夏の間の若き蛍はひたぶるに光りを交はす恋しづかなり 山本鳩世 みづからはうらみじといふ恋もなく過ぎたりし世か永し短し …