天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-07-12から1日間の記事一覧

出でよ世紀の西行(3/6)

一方、三十代、四十代の塚本邦雄は、前衛の旗手として、従来の短歌では忌まれた破調・句跨りの新しい韻律に乗って、反戦と革命、現代文明批判、キリスト教など広範なテーマに挑み、先鋭な歌を次々に発表する。 暗渠の渦に花揉まれをり識らざればつねに冷えび…