天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-07-13から1日間の記事一覧

出でよ世紀の西行(4/6)

西行の五十歳代は、平清盛の全盛時代と一致している。五十歳になった西行は、四国行脚に発つ。讃岐に流刑されていた崇徳院が、四年前に四十六歳で崩御されていた。生前も西行は慰めの歌を度々送っていたが、院の行状には批判的であった。讃岐に来たのは単に…