天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-07-22から1日間の記事一覧

諷刺(3/10)

櫨の木のもみぢひと葉のこぼれゐて路上しづけき挑発に遇ふ 安永蕗子 「薄情」といふ美しき文字(もんじ)をばゼッケンとして再た逢はやも 河野愛子 わが家の楽屋話をふりまきに犬ひきつれて幼子が行く 服部亘志 紫電改などいふ薬ふりかけて朝あさのわが額(ぬか…