天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-09-03から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー目(3/9)

いや高くあがりゆく雲雀(ひばり)眼はなさず君の見ればわれはその目を見るも 川田 順 こころみに眼とぢみたまへ春の日は四方に落つる心地せられむ 前田夕暮 海底(うなぞこ)に眼のなき魚(うを)の棲(す)むといふ眼の無き魚の悲しかりけり 若山牧水 わが目のなか…