天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-09-05から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー目(5/9)

むらがりてたゆたふ鷗窓に見え今日も朝より眼は充血す 近藤芳美 口荒く出でゆく夫よあはれ背にわれの憎悪の目を貼りつけて 中城ふみ子 *夫たる者、十分に承知しておくことが肝要! というまでもないか。 両の眼の盲(し)ひるくらやみいかなれば子は父よりも…