天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-09-14から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー背(1/2)

久方のあまつみ空は高けれどせをくぐめてぞ我は世にすむ 夫木抄・宗尊親王 闇を背にまじまじと孤(ひと)つ保ちいる水銀灯に雨のしたたる 高安国世 *まじまじと: 目をすえじっと見つめるさま。水銀灯を擬人化している。 暖かき日ざしの窓に背をむけて記憶の…