天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-10-07から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー唇(4/4)

くちびるに色あはくさすおもかげは夢すらにいつも、いつまでも泣く 成瀬 有 美人にはならないだろうでもピザのチーズのように笑う唇 広坂早苗 *下句の直喩は、解説が難しいだろう。 くちびるはわづかに開く表情に今が零れるやうな体温 尾崎まゆみ *体温が…