天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-10-16から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー乳房(5/6)

産むことを知らぬ乳房ぞ吐魯番(トルファン)の絹に包(くる)めばみずみずとせり 道浦母都子 *作者には『吐魯番の絹』という散文集もある。一度結婚したが、DVに会い離婚した。 夕ぐれは青みなぎれる乳房もつしばし風生む樫の木下に 佐伯裕子 右乳房あらぬを冬…