天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-10-17から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー乳房(6/6)

乳房の性格上、性愛に関わる事情を詠んだ作品が目立つ。 ちぎれむばかり大揺れの乳房走りゆく高二女子らの百米競走 志垣澄幸 この春はちぢむ乳房のをかしくもかろき心となりて梅見る 日高尭子 胸をはだけ子を待つときに明らかに乳房は世界を感じていたり 早…