天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-10-21から1日間の記事一覧

人・人間を詠む(3/7)

里はあれて人はふりにし宿なれや鹿もまがきも秋の野らなる 古今集・遍昭 吉野川いはなみたかくゆく水のはやくぞ人を思ひそめてし 古今集・紀貫之 *上句は、下句の「はやくぞ」の序詞になっている。 人はゆき霧は籬に立ちとまりさも中空に眺めつるかな 和泉…