天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-10-25から1日間の記事一覧

人・人間を詠む(7/7)

夕つ方にんげんとなる刻(とき)がきて僧は雨傘さしていでゆく 前川佐重郎 にんげんの為すことおほよそ虚しくて馬うつくしく走らせなどす 成瀬 有 人間はみな化け物なり家の中にありてさへ沁みておもふときある 小池 光 人間はもののはづみにドロップの缶の出(…