天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-10-29から1日間の記事一覧

温故知新(3/9)

第三の技法は、感嘆詞、形容動詞、名詞としての「あはれ」。茂吉の場合、全歌集での平均使用頻度は1.9%、最も頻度の高い歌集は、『赤光』と『つゆじも』の3.7%である。 小池も盛んに「あはれ」を使う。歌集別に使用頻度を調べてみると、高いところは、『廃…