天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-12-24から1日間の記事一覧

男を詠む(3/4)

あなかしこ やまとをぐなやー。国遠く行きてかへらず なりましにけり 釈 迢空 *あなかしこ: 連語《感動詞「あな」+形容詞「かしこし」の語幹》。 「ああ、恐れ多い。」の意。 雪のこる遠くの山に背をむけて麦ふんでゐる一人の男 矢代東村 またひとり顔な…