天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-12-27から1日間の記事一覧

女を詠む(2/4)

あまつ風雲のかよひぢ吹きとぢよをとめの姿しばしとどめむ 古今集・良岑宗貞 *「天の風よ、雲の通り道を吹き閉じてくれ。舞う女性(天女)たちの姿をあともう少しだけでも留めておきたい。」 出家後の僧名が遍昭。 あまつ風氷をわたる冬の夜の乙女の袖をみ…