天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-01-03から1日間の記事一覧

年月を詠む(3/3)

歳月の長さがなかのある時にするどかりき激しかりきまんじゅさげの赤 真鍋美恵子 おもむろに一日(ひとひ)一日が過去となる集積あはれ老の歳月 佐藤佐太郎 孤り聴く<北>てふ言葉としつきの繁みの中に母のごとしも 浜田 到 *浜田 到: 大正7年~昭和43年。ア…