電話鳴り妻の手術日告ぐる声丹沢山塊とほく黒ずむ 入院の妻をかばひて通勤のバスに乗り込む師走国道 相部屋の入院ベッドに妻残し会社へ急ぐ木枯しの中 開腹に立ち会ふ我は祈りつつ窓越しに見る妻の昏睡 珈琲の朝の香りに浸りつつ妻はさくさくセロリを食めり …
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。