天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-01-18から1日間の記事一覧

わが歌集からー酒類(2/4)

シドニーのマウンドに立つ松坂を熱燗酌みてわが声援す 歳晩の卓に並ぶる酒肴訪ひくる子等を花活けて待つ 山椒とたらの芽添へて香り立つ鯛のあら煮に酌む吟醸酒 吟醸酒一合枡にあふれさす茶髪娘の慣れたる手つき 恋多き母なり愛の欠落を酒が満たせる昼の居酒…