天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-01-26から1日間の記事一覧

わが歌集からー旅(6/7)

越後紀行 八首 深緑は谷底までもなだれたり千眼堂の赤き吊橋 大杉の梢さしくる夏の日を背に受けのぼる国上(くがみ)の山に 万葉のしらべにのりて破綻なき八一のうたに心やすらぐ 晩年の八一のすまひ見てあれば良寛和尚の書も掛かりたり 立ちならぶ柳の木々は…