天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-01-27から1日間の記事一覧

わが歌集からー旅(7/7)

伊豆下田行 八首 台風の去りし天空はれわたり海岸沿ひに「踊り子」走る 松陰が泊りし島の弁天堂板戸に四首空穂の歌が 「踏海の朝」の銅像見上ぐればさはやかなりき初夏の風 黒船の将兵たちに食はさむと牛をつなぎし屠殺の木あり 松陰が自首して捕らへられし…