天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-03-01から1日間の記事一覧

わが歌集からー樹木(7/11)

ふり返りふり返り去る杉木立滝音消えて高き瀬の音 「この木何の木」問ひかけの札立ちたれど木は見当たらず 大杉の梢さしくる夏の日を背に受けのぼる国上(くがみ)の山に 立ちならぶ柳の木々は夏なればおどろおどろし汗噴きやまぬ 音たてて桜もみぢの散りにけ…