天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-03-07から1日間の記事一覧

わが歌集からー花(2/10)

棚引ける花の白雲下蔭に黄の水仙の群立ちて咲く 崑崙花萼苞白く目立ちたれ花は小さき黄の筒状花 虫来ざる露草の花夕されば雌蕊雄蕊を抱きて萎む 花咲ける庭の杏に縄掛けてふらここ遊ぶカラコルムの子ら 来る人に匂ひかがすや山百合の身を乗り出せる石の階(き…