天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-03-12から1日間の記事一覧

わが歌集からー花(7/10)

年々に居間に咲かせるアマリリス老いゆく妻のたのしみにして 石楠花の手入れする人おもむろになんじやもんじやの樹を教へたり 山門を入りくる女咲き満てるつつじの花に顔の明らむ 時くれば花はちるなり極楽寺白雲木の白き小花も 谷戸に飛ぶ黒き揚羽をひきよ…