天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-03-29から1日間の記事一覧

わが句集からー春(6/21)

平成十年 断崖のウミウにのぼる初日かな 顎髭に白きが混じる初詣 校庭の夜の桜を恐れけり 廻縁美濃も尾張も芽吹きかな 野の梅と気付く白さでありにけり 縄跳びの足音そろふ春の風 渦潮の河口に出でし花見船 凧揚ぐる遠州灘の砂丘かな 老木の桜ますます美しき…