天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-04-01から1日間の記事一覧

わが句集からー春(9/21)

平成十三年 新世紀虚子の墓にも初詣 大鐘に注連飾巻く谷戸の暮 向き合はずはすかいにゐる梅の庭 初富士を離るる雲や日は西に 遊行寺の坂に背負へる破魔矢かな 四日まだ開かず市立博物館 石牛が梅の香を嗅ぐ北野かな 群泳ぐさまに連なる目刺かな ミス熱海挨拶…