天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-04-04から1日間の記事一覧

わが句集からー春(12/21)

平成十六年 初弁天乗合舟に客あふれ 大楠のひもろぎ神社初明り 舞ひ終り芸妓が配る梅小枝 矢筋読み弓手定まる木瓜の花 春浅き月影ヶ谷極楽寺 金縷梅の花にぎやかに寺さみし 検校の墓いかめしや藪椿 観梅や茶釜の尻を炎(ほ)が舐むる 書初の半紙が並ぶ福禄寿 …