天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-04-05から1日間の記事一覧

わが句集からー春(13/21)

平成十七年 春潮の飛び石わたる和賀江かな 残雪にわが靴の跡薬師堂 きさらぎや仏手柑といふ触れてみる 山頂に胸の早鐘風光る 風光る西行戻しの松木立 丹沢の稜線春の空を裁(た)つ 筑波嶺のふもとより見る春の富士 春風や昼を眠れるアライグマ 竹筒に蝋燭点す…