天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-04-08から1日間の記事一覧

わが句集からー春(16/21)

平成二十年 初春の光の海の片帆かな 突堤に添ひて高まる春の潮 うららかや葉山の沖の真帆片帆 夜桜や山を出でたるタランチュラ 初春や砥ぎ師が座る長谷の露地 風奔る空の高みに春の鳶 花水木遊行通りに正午告ぐ 発掘の手を休めたる花ふぶき 砲撃の演習聞こゆ…