天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-04-09から1日間の記事一覧

わが句集からー春(17/21)

平成二十一年 たたなはる山の奥まで初御空 深き山西行庵は花の中 菜の花やマグマ秘めたる雪の富士 古民家の七草粥のかまどかな 俳句詠む虚子の声する弥生かな 梅の花十郎五郎それぞれに 黒鳥の池に枝垂るるさくらかな 花筏ねむれる鴨の胸に着く 沈丁花辻ノ薬…