天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-04-10から1日間の記事一覧

わが句集からー春(18/21)

平成二十三年 大楠の精もらひたる御慶かな 梅白くゴンドラの唄真愛しく 雉子啼いてひこばえの田を低く飛び 里山の古民家に住む享保雛 園児らをあそばす花の湘南平 一月の赤き手が割く穴子かな 初春の鮪喰らはむ三崎港 ぎんなんを炒る音高し初詣 柏槇の大きね…