天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-04-11から1日間の記事一覧

わが句集からー春(19/21)

平成二十五年 ひこばえや村社にふたつ力石 見上ぐれば花の回廊西行墳 薄氷の田の面まぶしむぬかり道 初春の庭に飛び立つ竹トンボ 白梅や老いたる幹の芯は洞 白梅の枝垂るる先に元使塚 咲き満ちて沈黙ふかき桜かな 春の日の水琴窟にあそびけり うぐひすのこゑ…