平成十五年 「古城趾」 白雲の影に明るむ植田かな 山門に寝て待つ果報蟻地獄 新緑の木々がざわめく歓喜天 身投げせし采女想へり夏の月 薬師寺の朝うるはしき五月かな 若僧が病葉を掃く御影堂 牛蛙鑑真和上をなつかしむ 風孕むほたる袋や蜂が出づ 池の面の空…
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