天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-04-25から1日間の記事一覧

わが句集からー夏(11/ 14)

平成二十一年 「花芒」 山頂の神の依代楠若葉 薄闇の子恋の森のほととぎす 実桜を踏みて無残や極楽寺 新緑を杖つきのぼる塔ノ沢 草に寝て空に吸はるる五月かな 青田中東武鉄道日光線 足柄の水田吹く風花あふひ 列なしてうちは太鼓や月見草 参道に道をしへ出…