天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-04-26から1日間の記事一覧

わが句集からー夏(12/ 14)

平成二十三年 「彼岸花」 朝顔や藤村旧居の門を入る 魚跳ねて川面裂きたり炎天下 夏逝くや帆綱帆柱鳴りやまず 二歳児のことば愉快や鯉のぼり 東海のまほろばに満つ新樹光 夕陽没る山の滝口赤く染め 潮騒やビーチバレーの夏来る うかびきて鯉が口開く杜若 バ…