天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-04-27から1日間の記事一覧

わが句集からー夏(13/ 14)

平成二十六年 「団栗」 若葉してくぬぎ根を張る岩畳 本堂に足投げ出して涼みけり 子と並びザリガニを釣る日傘かな 紫陽花や孔雀啼く声恐ろしき 梅雨晴れの入江をめぐるカヌーかな 炎帝がからから笑ふ力石 汗ぬぐふ伏見稲荷の一の峯 龍の吐く水に両腕冷しけり…