天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-05-01から1日間の記事一覧

わが句集からー秋(2/11)

平成七年 「機関車」 反射炉は江戸の昔よ稲雀 鶏頭の燃えたつ里に下山せり 腕組みて秋の夕陽の男かな 野仏や首にかけたる烏瓜 灯火親し隣のピアノやみて後 櫓をこぐや葦刈る人に声かけて 伊賀上野はやも案山子の出で立てり 平成八年 「プラタナス」 声かけて…