天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-05-04から1日間の記事一覧

わが句集からー秋(5/11)

平成十三年 「静粛に」 うつむくも秋思許さぬぬかる道 百舌鳥猛る小学校の昼餉時 賑はしや社の屋根に木の実降る 静かなる足柄古道柿を捥ぐ 大杉に隠れて咲けり鳥兜 鎌倉ややぐらに垂るる蔦紅葉 川狭め鮭遡上せり山紅葉 ペンギンの泳ぐ背に散る紅葉かな 柿し…