天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-05-05から1日間の記事一覧

わが句集からー秋(6/11)

平成十五年 「古城趾」 古城趾に百舌鳥の高啼く岬かな ひよどりの群るる歓喜の一樹かな 晩秋の谷戸勤行の太鼓かな 秋の鳶観艦式をうべなへり 鯔飛ぶや潜水艦の黒き背 早ばやとボジョレーヌーボー届きけり 項垂れて流鏑馬戻る秋の雨 関跡や従二位の杉に百舌鳥…