天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-05-06から1日間の記事一覧

わが句集からー秋(7/11)

平成十七年 「アライグマ」 ぎんなんを残らず拾ふ神明宮 赤々と熟柿くづるる谷戸の雨 秋の日の大名行列うらがなし 石塊に魂一字菊香る 臨済宗大本山のもみぢかな 椎茸のほだ木あたらし赤まんま 黄葉の陰なす山や海光る 街道へ脚立はみだし松手入 山もみぢ鎌…