天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-05-20から1日間の記事一覧

わが句集からー冬(9/9)

平成二十九年 「古希の春」 鳩来り積める落葉を掻きちらす 他愛無き言葉に笑ふ七五三 小春日や大黒天を撫でまはす 街路樹の落葉みつめて人を待つ 裏山に土牢二つ笹子鳴く 銭洗ふ師走の水や弁財天 冬枯れのけやきの根方鋏塚 大寒や熱きご飯に生たまご 寒風に…