天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-05-24から1日間の記事一覧

喜怒哀楽のうた(3/4)

哀れ(悲しみ) 春はただ花のひとへに咲くばかり物のあはれは秋ぞまされる 拾遺集・よみ人しらず あはれてふことこそうたて世の中を思ひ離れぬほだしなりけれ 古今集・小野小町 *うたて: 情けない。 ほだし: 妨げ。束縛するもの。 一首の意味は、 「あは…