天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-06-10から1日間の記事一覧

蜜柑の花

昔は食用柑橘類をタチバナと総称し、奈良時代にはその実を「香(かぐ)の菓(このみ)」といった。蜜柑の文字は室町時代に出てきた。庶民が食べるようになったのは、江戸時代からという。 柚の花や能き酒蔵す塀の内 蕪村 うたたねをわが許されて蜜柑咲く 中村汀…