天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-09-17から1日間の記事一覧

歌集『夜のあすなろ』(6/6)

*日本やヨーロッパを旅する懐かしい歌枕 夕ぐれにまだいとまある由布島(ゆぶじま)のみづにひたりて牛らいこへる 無量寺の庭のつつじのはなの蜜こぞりて吸ひき学童われら 日あたれる入笠山(にふかさやま)のやま肌にわれはも立ちて呼びし谺(こだま)よ 矢がす…