天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-09-19から1日間の記事一覧

知覚を詠むー光・闇(1/3)

油(あぶら)火(び)の光に見ゆるわが蘰(かづら)さ百合の花の笑(ゑ)まはしきかも 万葉集・大伴家持 月よみの光を清み神島の磯廻(いそみ)の浦ゆ船出(ふなで)すわれは 万葉集・作者未詳 久にあらむ君を思ふにひさかたの清き月夜も闇のみに見ゆ 万葉集・作者未詳 …